野田区民館

(住所:佐倉市吉見841)

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1.野田区民館

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 野田区民館は吉見野田地区(旧野田村)の中心地にあり、この場所に吉見満福寺の境外仏堂があった。 境外仏堂では、野田村に住む満福寺の檀家が葬祭を行なうときに万福寺の僧侶がきてくれた。
  野田区民館への道順は次のとおりである。京成臼井駅から南東に700m進むと左に飲食チェーン店があるので、その手前の交差点を右に行く。 2㎞進むと交差点生谷があり、さらに150m進むと三叉路があるので左に行く。650m進むと正面に福老の里があり、そこを左に200m進むと右に野田区民館がある。

2.配置図

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 野田区民館の石碑・石仏の配置図である。配置6以降の十九夜塔および秩父三十四番供養塔は、前後の間隔が非常に狭く、全容を見ることができないものが多い。 そこで、ここでは全容が見える石碑・石仏(図で番号が付いているところ)について紹介することにする。 なお、この図で石碑・石仏の位置を長方形で示しているが、大きさを示しているものではない。

3.巡拝塔
  配置1

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 正面中央に「南無阿弥陀佛供養」、その右に「四国八十八箇所」、左に「西國秩父坂東羽品秋田郡船越村故全」、正面右に「天下太平文政二年(1819年)」、正面左に「國土安穏四月吉日」の文字が彫られている。高さ70㎝。

4.手洗石
  配置2

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 正面中央に「奉納 當村中」、正面右に「願主○○」、右側面に「文政十一年(1828年)十一月吉日」の文字が彫られている。高さ50㎝。

5.地蔵尊
  配置3

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 台石正面中央に「願主村中」、その右に「宝暦十年(1760年)」、左に「辰十一月廿四日」の文字が彫られている。高さ110㎝。

6.弘法大師像
  配置4

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 大師像である。台石右側面に「昭和四年 市原○○」の文字が彫られている。高さ100㎝(大きな白色系の台座を除く)。       

7.大師堂
  配置5

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 この大師堂は権現者と呼ばれている。写真右の左から六崎組十善講七十一番札所、六崎組十善講四十一番札所、千葉寺十善講六十二番札所である。 六崎十善講、千葉寺十善講とも四国八十八箇所の遍路を模している。十善講の名称は仏教の十善戒からきている。

8.十九夜塔
  配置6

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 正面中央に如意輪観音像が彫られている。正面上部に「十九夜」、右側面に「立石ふく(他2名)」の文字が彫られている。高さ55cm。

9.十九夜塔
  配置13

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 正面中央に如意輪観音像が彫られている。左側面に「昭和十七年四月吉日」、右側面に「十九夜九人講中一同」の文字が彫られている。高さ70㎝。 

10.十九夜塔
   配置14

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 正面中央に如意輪観音像が彫られている。右側面に「昭和十八年五月」、台石正面に「十九夜」の文字が彫られている。高さ60㎝。

11.秩父三十四番
   供養塔
   配置20

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 正面に「秩父三十四番供養塔」、左側面に「大正十年(1921年)三月十五日」の文字が彫られている。高さ80㎝。

12.秩父三十四番
   供養塔
   配置24

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 正面中央に「秩父三十四番供養塔」、正面右に「平成四年三月二十八日参拝」、正面左に「平成四年十月吉日建立」、正面下部に「立石八重子(他10名)」の文字が彫られている。高さ150㎝。

13.秩父三十四番
   供養塔
   配置25

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 正面中央に「秩父三十四番供養塔」、正面右に「昭和五十三年三月二十六日参拝」、正面左に「昭和五十三年十一月吉日建立 物井金子石材店」、正面下部に「年令順 菊間ひで子(他3名)」の文字が彫られている。高さ110㎝。

14.秩父三十四番
   供養塔
   配置26

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 正面中央に「秩父三十四番供養塔」、正面右に「昭和十六年三月参拝」、正面右に「先達○○」の文字が彫られている。高さ85㎝。

15.秩父三十四番
   供養塔
   配置28

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 正面中央に「秩父三十四番供養塔」、正面右に「昭和四十三年三月二十八日参拝」、正面左に「昭和四十四年三月二十七日建之」、正面下部に「年齢順 立花藤枝(他7名)」の文字が彫亥られている。高さ90㎝。

16.秩父三十四番
   供養塔
   配置31

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 正面に「秩父三拾四番供養塔」の文字が刻まれている。高さ60㎝。

佐倉石碑クラブ

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