嶺南寺

(住所:佐倉市新町74)

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1.嶺南寺

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 嶺南寺の正式名称は清浄山嶺南寺。宗派は曹洞宗。本尊は釈迦如来。寛延19年(1642年)信州松本藩主堀田正盛の佐倉移封と共に佐倉に建立された。
 嶺南寺への道順は次のとおりである。京成佐倉駅南のパチンコ店横を南に590m進むとT字路に当たる。 そこを左に100m進むと「佐倉小学校」の看板がある。そこを左に70m進むと左に嶺南寺がある

2.手洗石

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 この手洗石は正門を入って右にある。正面中央に「奉納御寶前」、正面左に「寶年三癸酉年(1753年)十二月〇〇」の文字が彫られている。高さ45㎝。 

3.本堂前の石碑

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 本堂手前に石碑が並んでいる。石碑に向かって左から順に次のとおりである。
1番目 庚申塔
2番目 三界萬霊塔
3番目 無縁塔
次項からこれらの紹介をする。

4.庚申塔

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 この庚申塔は正面下に猿が彫られている。正面には平成4年佐倉市石造文化財調査によると「奉造建庚申塔」の文字が彫られている。 また左側面に「○○寛文三(1663年)○○」の文字が彫られているのが確認できる。台石に水鉢と花立がある。高さ110㎝。

5.三界萬霊塔

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 三界万霊塔は、この世に生命のあるものの霊をこの塔に宿らせ、回向することによって万霊を供養することを目的にしている。 三界というのは、欲界、色界、無色界をいう。
 正面に「三界万霊塔」、左側面に「維寛文十二(1672年)○○」、右側面に「乃至法界○○」の文字が彫られている。 台石に水鉢と花立がある。高さ120㎝。

6.無縁塔

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 無縁塔とは、供養してくれる親戚縁者がいなくなったお墓の埋骨を集めて供養する目的で建立したものである。
 この無縁塔の像容は聖観音である。平成4年佐倉市石造文化財調査によると台石正面には「無縁○○」、左側面に「○○元治元年(1864年)○○」の文字が彫られている。台石に水鉢がある。高さ150㎝。

佐倉石碑クラブ

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