重願寺

(住所:佐倉市鏑木町963)

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1.重願寺

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 重願寺の正式名称は勝誓山大乗院重願寺。宗派は浄土真宗の真宗大谷派。本尊は阿弥陀如来。
 重願寺は三河国岡崎にあったが、元禄元年(1615年)佐倉城築城に際して佐倉城鬼門除けとして佐倉城内に移建され、その後元禄年間(1688年~1704年)に現在地へ移った。 墓所には明治時代の洋画家浅井忠を輩出した浅井家の墓がある。その場所に浅井忠の供養塔が建てられている(本墓は京都の金地院)。
 重願寺への道順は次のとおりである。京成佐倉駅南の車両進入禁止の道を南に進むと交差点「京成佐倉駅南入口」がある。そこを西に460m進むと交差点「市役所下」がある。そこを左に480m進むと照明器具店がある。そこを右に曲がり道なりに360m進むと右に重願寺がある。

2.手洗石

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 この手洗石は本堂入口階段の左にある. 正面に「奉納」、左側面に「文化四丁卯歳(1807年)三月廿三」の文字が彫られている。高さ45㎝。

3.歌碑

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 この歌碑は本堂入口階段の右にある、歌碑正面右に「故黒沼槐山翁詠歌」の文字が刻まれている。正面中央に歌が刻まれているが文字が崩されていて読めない。 重願寺山門横の案内板によると「たずねても聞かまほしきは道のへの 小ささかくれに鶯の鳴く」と歌が詠まれている。 歌碑裏面には「明治三十六年(1903年)六月 巌手県気仙郡 鶴島幸松次男鶴島仙助事 外聟 紅雲堂 江川庄吉建之」の文字が刻まれている。高さ180㎝。 黒沼槐山(くろぬまかいざん)は佐倉藩の御用絵師。洋画家浅井忠の師である。

佐倉石碑クラブ

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