1.庚申塚
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京成線ユーカリが丘駅北口を通っている国道296号線を臼井方面に向かい、みずほ銀行前信号を斜め右方向に入り約180m行くと道路左側木立の下に庚申塚があり、庚申塔が13基祀られている。2基は青面金剛像が彫られており、11基は文字塔である。
庚申塔は前列に3基、中列に2基、後列に8基の三列に並んでいる。.以下に前列左より順次紹介する。
道路を挟んで南側には道祖神社の赤い鳥居が建っている。
調査中にご婦人に話しかけられ、近所なもので定期的に清掃を行っているとのことであった。また、石碑は「どのようなもので、いつごろからあるのか」と尋ねられた。
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2.庚申塔-1
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前列左から1番目。
正面に剥離が見られる。正面中央に「庚申塔」その右側に「明治七戌(1874年)」左側に「十二月日」、右側面 「鈴木市郎右エ門」と彫ってある。高さ77cm。
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3.庚申塔-2
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前列左から2番目。
正面に 「庚申塔」と彫ってある。側面の文字は判読困難であるが平成4年佐倉市調査によると、左側面に 「慶応元年(1865年)十月吉日」、右側面に 「鈴木八兵ヱ、他一名」と彫ってある。高さ54cm。
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4.庚申塔-3
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前列左から3番目。
正面「庚申塔」、左側面「慶応元年丑(1865年)七月」、右側面「花島傳兵ヱ、同新蔵」と彫ってある。高さ63cm。
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5.庚申塔-4
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中列左から1番目。
正面中央に「庚申塔」その右側 「天保十亥年(1839年)」左側に「二月吉日」と彫ってる。側面の文字は判読困難であるが平成4年佐倉市調査によると、
左側面「常七立」
右側面「傳兵ヱ伊助建」と彫ってある。
高さ56cm。
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6.庚申塔-5
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中列左から2番目。
正面「庚申塔」
裏側面「昭和五十九年(1984年)七月斉藤政太郎」と彫ってある。
高さ57cm。
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7.手水石
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中央部台座に置かれている。
正面「奉納」
右側面「施主花嶋林右門」
左側面「文政十二年(1829年)十二月」と彫ってある。
高さ16cm。
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8.庚申塔-6
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後列左から1番目。
正面「庚申塔」
右側面「文化三寅(1806年)十一月吉日」台座に「當村与左エ門他十三名」と彫ってある。
高さ147cm。
この庚申塔は、地元の人が倒れると危ないと思い、2017年夏に後ろの場所に横にしてある。
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9.庚申塔-7
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後列左から2番目。
正面「庚申塔」
左側面「天保五午年(1834年)十月願主傳兵ヱ」
右側面「万人講」と彫ってある。
高さ82cm。
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10.庚申塔-8
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後列左から3番目。地面に置かれ台座に立てかけられている。平成4年佐倉市調査時の写真では台座の上に立っており、東日本大震災により転倒したものと思われる。
正面「庚申塔」
右側面「弘化五申(1848年)二月吉日」と彫ってある。
石碑の高さ62cm。
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11.庚申塔ー9
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後列左から4番目。元文5年(1740年)建立はこの塚では最も古い。上部に日月、青面金剛は剣、弓を持ち邪鬼を踏みつけ、その下に三猿が彫られている。
右側面「元文五庚申(1740年)十月日」その下部に「上座村同行三十七人」
左側面「奉造立二世安楽祈」と彫ってある。
高さ69cm。
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12.庚申塔ー10
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後列左から5番目。
正面は大きく剝落していて「庚」の文字しかわからない。平成4年佐倉市調査によると正面に
「庚申塔」その下に「講中」と彫られていた。
左側面には「天保三辰年(1832年)十一月十八日」と彫ってある。
高さ90cm。
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13.庚申塔-11
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後列左から6番目。
正面に青面金剛の像、
右側面「施主傳兵衛他1名」
左側面「天保八酉年(1837年)十二月立」
台座正面「セハ人傳兵衛他2名、十良兵衛他7名」と彫ってある。
高さ83cm。
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14.庚申塔ー12
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後列左から7番目。
正面「庚申塔」
右側面「當村四良右エ門」
左側面「天保十一子(1840年)十月吉日」と彫ってある。
高さ64cm。
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15.庚申塔ー13
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後列左から8番目。台座下部の土が流され台座が傾斜しているために石碑も傾いている。
正面「庚申塔」
左側面「願主 三左エ門 他4名」
右側面「天保十三年〇(1842年)5月日」と彫ってある。
高さ81cm。
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