上座熊野神社

(住所:佐倉市上座1045)

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1.熊野神社入口

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 上座熊野神社への道順は次のとおりである。ユーカリが丘駅北口広場から国道296号を東に行くとすぐに右前方に行く道がある。 その道を800m進み左の下り坂を行くと熊野神社の入口がある。 
 境内には本殿の左に八坂神社と阿夫利神社、さらにその奥に金毘羅神社があり、本殿裏には古峯神社などがある。 上座にはこの熊野神社以外に熊野神社北方と熊野神社南方がある。

2.境内配置

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A;鳥居周辺
B:熊野神社本殿
C:八坂神社
D:阿夫利神社
E:金毘羅神社
F:神社集合棟
    

3.熊野神社
  手水石

配置A

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 鳥居の手前右側に手水石がある。高さはおよそ36cm。 正面上に「奉納」、正面下に「花嶋金蔵(他19名)」の文字が彫られている。 右側面には「明治8年(1875年)〇月」の文字が彫られている。

4.鳥居

配置A

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 鳥居中央上部の神額に「奉納 熊野神社」の文字が彫られている。

5.狛犬

配置A

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 鳥居を過ぎると一対の狛犬がある。高さおよそ90cm。一対の狛犬のうち右にある狛犬には正面に「奉」、右側面に 「鈴木市郎右エ門 明治廿九年九月(1886年)」の文字が刻まれている。左にある狛犬には正面に「納」、左側面に 「花島傅兵エ 明治廿九年(1886年)九月」、裏面に「サギヌマ石工 廣瀬音五郎」の文字が彫られている。

6.灯篭

配置A

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 狛犬の先に一対の灯篭がある。高さおよそ150cm。右にある灯篭の正面中央に「御神燈」、正面下に「奉」、裏面に 「昭和五十八年(1983年)七月 上座交友会」の文字が彫られている。左にある灯篭の正面中央には「御神燈」、 正面下に「納」、裏面に「三橋春夫」の文字が彫られている。       

7.熊野神社本殿

配置B

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 祭神は伊弉諾命(イザナギノミコト)伊弉冉命(イザナミノミコト)
 例祭 10月15日
 創立は西暦1400年頃と思われる。文化元申子歳6月(1804年)本殿建替の記録があり元熊野大権現(写真右の神額では熊野三社大権現となっている)と称されて来たが明治元年4月(1868年)熊野神社と改めた。上座区の産土神(生まれ故郷の守り神)として区民の家内安全 農業守護の神として信仰を集めてきた。

8.八坂神社

配置C

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 八坂神社は素戔嗚命(スサノオノミコト、天照大御神の弟神)を祀っている。 毎年7月に五穀豊穣の祈願、厄病退散除けとして「天王様」(夏祭り踊)が盛大に行われている。

9.八坂神社の
  手水石

配置C

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 この手水石は八坂神社の右手前にある。高さおよそ13cm。文字は彫られていない。

10.阿夫利神社

配置D

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 阿夫利(アブリ)神社は大山祇命(オオヤマズミノミコト、伊弉諾命 伊弉冉命の御子)を祀っている。通称「石尊様」と呼ばれ7月27日に祭礼が行われる。 阿夫利神社は雨乞いの神様で有名である。

11.阿夫利神社の
   手水石

配置D

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 この手水石は阿夫利神社の右手前にある。高さおよそ13cm。文字は彫られていない。

12.金毘羅神社

配置E

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写真左:金毘羅神社は覆屋(おおいや)の中にある。
写真右:覆屋の中の金毘羅神社。高さはおよそ60cm。正面に「金毘羅大権現」の文字が彫られている。平成4年佐倉市調査によると左側面に「安政五年(1858年)九月」、右側面に「上座村新兵エ(他4名)」の文字が彫られている。

13.金毘羅神社の
   手水石

配置E

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 この手水石は金毘羅神社の手前にある。高さはおよそ25cm。正面に「奉納」、左側面に「慶応元年(1865年)十一月吉日」 の文字が彫られている。

14.神社集合棟

配置F

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 複数の神社が細長い仕切りがある覆屋の中に集められている。左から次の神社がある。
1.三峰神社(石造物はない)
2.古峯神社
3.疱瘡神社
4.疱瘡神社
5.天御柱神社 国御比柱神社
6.子安神社
7.子安神社
8.足尾神社
これらの神社の側面を確認することは、覆屋の手前に格子があり、むづかしくなっている。

15.古峯神社

配置F

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 神社集合棟の左から2番目に古峯神社がある。高さおよそ75cm。正面に「古峯神社」の文字が彫られている。 平成4年佐倉市調査によると左側面に「明治十九年(1886年)」、右側面に「戌4月吉日」の文字が彫られている。

16.疱瘡神社
   その1

配置F

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 神社集合棟の左から3番目に疱瘡神社がある。高さはおよそ70cm。正面に「疱瘡神」の文字が彫られている。 平成4年佐倉市調査によると左側面に「宝暦七丁丑年(1757年)二月吉祥日」、右側面に「願主講中 長兵衛」の文字が彫られている。

17.疱瘡神社
   その2

配置F

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 神社集合棟の左から4番目に疱瘡神社がある。高さおよそ75cm。正面に「疱瘡神」の文字が彫られている。 平成4年佐倉市調査によると左側面に「宝暦七丁丑年(1757年)二月吉祥日」、右側面に「願主 林五右衛門」の文字が彫られている。

18.天御柱神社
   国御比柱神社

配置F

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 神社集合棟の左から5番目に天御柱(アメノミハシラ)神社と国御比柱(クニノミハシラ)神社の石祠がある。 正面に「天御柱命 国御比柱命」の文字が彫られている。 

19.子安神社
   その1

配置F

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 神社集合棟の左から6番目に子安神社がある。高さはおよそ75㎝。正面に「子安大神」の文字が彫られている。 平成4年佐倉市調査によると左側面に「宝暦八寅年(1758年)十月吉日」、 右側面に「上座講中 林右エ門(他2名)」の文字が彫られている。

20.子安神社
   その2

配置F

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 神社集合棟の左から7番目に子安神社がある。高さはおよそ80㎝。正面に「子安大神」の文字が彫られている。 平成4年佐倉市調査によると左側面に「明治二十五年(1892年)十月一日建之(これをたつ)」の文字が彫られている。

21.足尾神社

配置F

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 神社集合棟の左から8番目に複数の足尾神社がある。高さは写真の(4)でおよそ30㎝。各々の石碑には次の文字が彫られているのが確認できる。
(1)足尾山 明治十四年(1881年) 三月吉日
(2)足尾山
(3)葦王山
(4)足尾〇〇
(5)足尾〇〇
平成4年佐倉市調査によると写真の(4)には正面に「足尾山大権現」、左側面に「安政五年(1858年)八月」、右側面に「上座村 新右エつ」の文字が彫られている。

22.神社集合棟
   の手水石

配置F

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 この手水石は神社集合棟の前にある。高さはおよそ14cm。正面に「奉納」、右側面に「若者中」の文字が彫られている。

佐倉石碑クラブ

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