山崎八幡神社

(住所:佐倉市山崎361)

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1.山崎八幡神社  

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 創建が何時かは不明であるが、往古より旧山崎村の鎮守様(産土神)としてムラの人々の信仰を集めていた。祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)。この場所は、
旧山崎村の東の境にあたる。

2.社殿竣工記念碑

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 この竣工記念碑は、平成12年11月に火事で社殿が焼失したのを、山崎区の人々が平成14年4月に再建した記念として建てられたものである。地域の人々に如何に大切にされて来たかが読み取れる。  鳥居をくぐって参道を行くと、社殿の右前に立っている。

3.出羽三山参拝碑   

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 これらの出羽三山参拝碑は、鳥居をくぐり社殿の方に歩いて左の木々の間に小高く盛り上がった所に並んでいる。
 一番左の碑には、正面中央に「湯殿山」右に「月山」左に「羽黒山」、左側面に「六月吉日 田町 山口長兵衛 他1名の名」が、右側面には、「文化四年丁卯(1807年) 山崎村 斉藤又兵衛 他1名の名 下根村 鈴木佐左エ門」と彫られている。
 真ん中の碑には、正面中央に「月山神社」右に「出羽神社」左に「羽黒神社」、左側面に「丑五月吉日 塚本惣右エ門 他1名の名」が、右側面には「明治十年(1877年) 山崎村 大久保佐〇七 他6名の名」が彫られている。
 一番右の碑には、正面中央に「湯殿山」右に「羽黒山」左に「月山」、正面下部に「山崎村 大久保平二郎 他10名の名 角来村 永田新三郎」、右側面に「明治五年(1872年)十一月吉日」と文字が刻まれている。
 明治初年の神仏分離令が浸透したため、真ん中の碑は月山神社(祭神は月読命(つきよみのみこと))を中央に配し、それ以前に建てられた他の2つは、大日如来を主尊とする湯殿山を中央に配している。高さは、左から約90cm、約95cm、約80cm。  

4.金毘羅講供養塔

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 社殿正面に向かって左の木々の間にある。  正面上部中央の〇の中に金の文字が刻まれ、その下に縦書きで2行にわたり「四國金刀比羅 参拝記念」、正面下部には「山崎区 秋本武夫 世話人山本似 他33名の名、昭和元年(1931年)七月十日建立」と刻まれている。高さ約90cm。

5.五社大明神

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 この五社大明神の石碑は、前記の金毘羅講供養塔の近くにある。高さ約70cm。正面に「五社大明神」、右側面に「安政六己未(1859年)二月日」と刻まれている。五社とは佐倉では「五社さま」と呼ばれている五穀豊穣を司る神々である。

6.大杦大明神

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 前記の「五社大明神」の近くの大きな杉の根元にある。正面に「大杦大明神」、右側面に「弘化四未(1847年)二月」と刻まれている。 高さ約50cm。

佐倉石碑クラブ

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