1.飯田慈眼寺
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飯田慈眼寺は不動明王を本尊とし「清光山慈眼寺」と号する真言宗智山派に属するお寺である。
開山開基は不詳であるが、大正の頃筆写されたものと思われる過去帳の書出しが天和二年壬戌(1682年)となっている。
なお、明治の初め頃同寺の本堂が寺子屋型村落学校の「飯田学校」の校舎に使用され、後に岩名玉泉寺に移転し湖南尋常小学校へと連なっていった。
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2.門前の六地蔵
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門前に墓がありその前に六地蔵が並ぶ。彫刻により判読可能な年代は写真右より4番目の文政12年(1829年)である。
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3.大師堂の傍ら
に立つ石碑
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山門を入って右手に大師堂があり、その傍らに石碑が2基ある。
右側の小さい石碑が如意輪観音で「聖 如意輪観世音 明治三十一年 (1898年)岩井権左エ門」と刻まれている。
左側の石碑は普門品一千部奉納供養塔で「普門品千部供養塔 明治三年庚午(1870年) 十一月十八日」、台石に右から横書きで「講中」と刻まれてある。
普門品とは妙法蓮華教第25章のことで、別称を観音経という。高さ163cm。
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4.奉讀誦普門品
四千部供養塔
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山門前墓地の右側に普門品四千部供養塔がある。正面に「文政七年(1824年) 奉讀誦普門品四千部供養 十一月吉日」と刻まれている。高さ195cm。
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5.四国八十八カ
所巡礼塔
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山門を入って右手に四国八十八ヶ所巡拝塔がある。
正面に「弘法大師 四国八十八ヶ所 巡拝記念 平成四年(1992年)十月吉日」、その下に山田つね他6名の名が刻まれている。
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