1.飯田麻賀多神社 本殿
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この神社の創祀年代は明らかでない。「人・万物・事業の生成・発展を見守ってくれる神・稚産霊命(わくむすびのみこと)」を「旧飯田村の鎮守(産土神)」として祭っている。永禄二年(1559年)正一位の神階を受け、明治三年まで正一位麻賀多大明神と称していた。場所は、京成佐倉駅北口より、岩名運動公園に向かってバス通りを歩き、岩名・飯田バス停を過ぎたところに、【飯田地区入口・ユリ直売右折坂上】の看板があり、そこを右折し、坂を上って行き、【ユリの花直売・サクラ農園】の看板の先を左折する。直進すると、【佐倉市消防段第一分団九部】があり、直進する。神社入口は分かりにくいが、飯田協同会館に隣接している。
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2.出羽三山供養塔
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神社入口右側に出羽三山供養塔が二基ある。
右供養塔の正面に「文化十癸酉龍呈、奉供養、月山・湯殿山・羽黒山為二世安楽也、霜月初八日(1813年11月8日)、山田治良右エ門他15名」と記されている。
左供養塔の真正面に「月山・湯殿山・羽黒山 秩父・西國・坂東 供養塔」、右側面に「天保六巳禾八月八日(1835年8月8日)」、左側面に「山田伊左衛門他八名」と記されている。
各々高さ約104cm
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3.読誦塔
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上記出羽三山供養塔の右に破損・転倒している読誦塔がある。
正面には「奉納大乗妙典六十六部」、側面には「寛政七(1795)年」と記されている。幅約40cm
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4.常夜燈その1
2基
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鳥居手前に常夜燈が2基ある。1基に「氏子中」、もう1基には「昭和63(1988)年12月、寄贈、県会議員 櫻井敏行、市会議員 神崎勝巳」と記されている。 高さ180cm
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5.常夜燈 その2
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鳥居手前右側に、文政13(1820)年9月奉納された常夜燈がある。
正面に「木内治右衛門他十三名 奉納御賽前 文政十三庚寅九月吉日」と記されている。高さ170cm
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6.常夜燈 その3
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この常夜灯は鳥居手前左側に位置する。火袋(灯りを入れる部分)が欠損して
いるが、常夜燈は左右計2基あることより、左側の常夜燈と
思われる。「文政〇年吉日(1818~30年)清宮平右衛門他十三名 奉納御賽前」と記されている。高さ136cm
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7.蚕神供養塔
(蚕神社)
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この供養塔は鳥居の左側にある。高さ74cm。
正面に「蚕神社 昭和3(1928)年11月10 飯田養蚕組合連合会建立」と記されている。
佐倉市のHPでは、和田地区で大正頃までの農家の主な産物は米・養蚕であったが、昭和初期になると養蚕が衰え、里芋・落花生・甘藷に変わったとの記事がある。飯田地区でも養蚕事業が行われていたと考えられる。
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8.伊勢講碑
(伊勢関西
四国小豆島)
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この石碑は鳥居の右側にある。高さ163cm。「伊勢関西 参拝記念 四国小豆島 昭和43(1968)年11月参拝 岩井留治他13名 昭和44(1969)年4月建立 酒々井町 徳野刻」と記されている。
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9. 伊勢講碑
富士講碑
【木花開邪姫・
浅間神社】
富士講碑
【参明藤開山月
日仙元大菩薩】
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神社入口階段を上がり左の奥に三基の石碑があり、その裏面には銘文がある。右側より、
伊勢講碑(高さ137cm 昭和9(1934)年10月22日)
富士講碑【木花開邪姫・浅間神社】(高さ103㎝ 明治22(1889)年9月)
富士講碑【参明藤開山月日仙元大菩薩】(高さ90cm 文化15(1818年)年3月)
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10.手水石 その1
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この手水石は鳥居より本殿側右にある。正面に「昭和63(1988)年12月
飯田麻賀多神社遷宮記念 山田直治他4人 」と
記されている。高さ64cm。
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11.手水石 その2
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この手水石は鳥居より本殿側左にある。正面に「宝暦2(1752)年 奉納御賽前 4月吉日 願主 飯田村中 」と記されている。 高さ43cm
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12.五社様
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この五社様は本殿右側奥にある。形状が五角形となっており、それぞれの面に、
天照大神 倉稲魂命 埴安姫命 少彦名命 大己貴命
のお名前が一つずつ銘文されている。高さ80cm 建立時期:寛政3(1791)年
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13.水神
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この水神は参道の右側の右側にある。8伊勢講碑と10手水石の間に位置する。正面に「水神」と記されている。 高さ35cm
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14.浅間神社と
水天宮
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これらの石碑は神社入口左側にある。左側が浅間神社 高さ48cm、 右側が水天宮 高さ24cm
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15.三峰神社石碑
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この石碑は鳥居より本殿側の右奥にある屋根が赤い社の右側にある。上部が割れ、地面についている部分に、「三峰神社 昭和十四年」の銘文あり。 高さ35cm
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16.社殿復興
記念碑
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この石碑は本殿左側にある。高さ210cm 寄進者 田直治他86人
「当麻賀多神社の御祭神稚彦霊命は豊受大神の御親神にまします 社殿の草創は極めて古く私共の祖先が住みついた頃当地で一番高く清浄なこの丘を卜して奉斎したものと伝承し子孫また朝裕神威を仰ぎ神恩を畏みつつ今日に及ぶ 従来の社殿は今を去る260年前の享保13(1728)年12月の造営であったが 昭和61(1986)年5月不慮の災禍によって焼失驚愕した氏子一同は協力一心敬神和睦の美風をもって復興努め茲にめでたく遷宮祭を斉行した 当社の弥栄氏子中の繁栄安泰を祈念し碑を建立す
昭和63(1988)年12月吉日」と記されている。
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17.鳥居
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鳥居上部の額に「正一位麻賀多大明神」、柱に「平成元(1989)年3月 吉日建立」と記されている。
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