飯野台地の山林の中にある。飯野観音から飯野麻賀多神社の方に向かって歩いて行くとNTTの鉄塔がありその周囲にある墓地の裏側に抜ける道を行くと開けた草地が広がり、左側の森に沿って行くと金網で囲まれた所に出る。その金網の中の木々の向うに鷲神社の建物が見える。ここへは、草笛の丘のバス停から建設業安全センターの前の十字路から道に突き当りの森を目指しても行くことができるが見つけにくい場所である。
ここは住民の間で「おわっさま」と親しく呼ばれ、女性がお産の神様として熱く信仰している「おわし様」である。毎年2月の初酉(はつとり)の日が縁日で、建物の屋根の葺き替えをやっている。以前は屋根が茅やわらで葺き替えが大変だったそうだ。縁日の祝い行事として、建物の屋根から餅投げが行われ、おわし講の子供たちや女性が集まる他、他の地域からも見物人が来ている。子供を産む予定の女性や産んだばかりの女性はろうそくを奉納することになっている。
上左の写真は、社殿。上右の写真は、入口から見た境内の様子。
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