1.成福院
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佐倉市飯重の成福院(じょうふくいん)への道順は次の通りである。京成臼井駅から南東方向へ1.4km進むと交差点があり左側にコンビニ、右側に診療所、その先に大型店舗がある。
そこを左に230m進むと,また交差点があり右折してホームセンター脇の坂を上り、下り坂の途中の右側に「成福院入口」の看板があり50m程で現地に至る。
成福院(じょうふくいん)は真言宗豊山派。本尊は不動明王、臼井の実蔵院の末寺、創建年代は不明。ここには本堂と墓地があり、その一角に石仏群が置かれている。
本堂の前方には成福院大師堂があり、大師像が祀られている。
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2.配置図
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成福院の石碑・石仏の配置図である。
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3.大師堂
配置02
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成福院大師堂に六崎組十善講の弘法大師像が5基祀られている。
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4.弘法大師像
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成福院大師堂内には六崎組十善講の第64番、第65番、第68番、第74番、第84番札所の弘法大師像が祀られている。年代、造立者は不明。
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5.普門品供養塔
配置04
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成福院の前から大師堂に向かって左側のコンクリート台座の上に建てられている石碑の左側から順に紹介する。
1番目は普門品供養塔で正面右側より「明治二十四年(1891年)」中央に「普門品一萬遍供養塔」その左側に「十一月建之」下部左側に「石工佐久間政吉」中央に「世話人安藤與兵衛(他13名)」の名前が彫ってある。高さ180cm。
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6.六地蔵
配置05
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上記“5.普門品供養塔”と同じコンクリート台座の上に建てられている。普門品供養塔より一部破損している菩薩像を挟んで石仏は建っている。正面に六地蔵像が浮き彫りにされている。
その像の下部に「文政四辛巳年(1821年)、飯重村、念仏講中、五月吉日」と彫ってある。高さ127cm。
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7.不動尊
配置06
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コンクリート台座の上に建てられている石碑の左側から3番目は不動尊の浮き彫り像である。建立年等は不明。高さ94cm。
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8.秩父三十四番
供養塔
配置07
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大師堂の後方には墓碑、石碑が並べられている。その左側及び左側奥は墓碑である。墓碑の脇から右側に秩父三十四番供養塔等の石碑が前列に2基、後列に11基並んでいる。
前列の左側1番目の秩父三十四番供養塔より紹介する。
正面右側より「昭和三十六年(1961年)四月十八日参拝」中央に「秩父三十四番供養塔」左側に「昭和三十六年十二月吉日建之」正面下部に「世話人磯貝藤平(他27名)」の名前が彫ってある。高さ133cm。
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9.秩父三十四番
供養塔
配置08
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大師堂後方前列の左側より2番目、正面右側より「昭和五十四年(1979年)三月二十八日参拝」中央に「秩父三十四番供養塔」左側に「昭和五十四年十二月吉日建之」正面下部に「立崎貞(他9名)」の名前が彫ってある。高さ138cm。
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10.秩父三十四番
供養塔
配置09
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大師堂後方の後列の左側より1番目、この石碑の左は墓石である。正面に「秩父三十四番供養塔」、左側面に「明治八年亥(1875年)四月」、台石正面に「安藤与兵(他6名)」の名前が彫ってある。高さ82cm
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11.秩父三十四番
供養塔
配置10
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大師堂後方の後列の左側より2番目、正面に「奉納秩父三十四番」左側面に「嘉永六年癸丑(1853年)三月十七日」台石正面に「〇藤太〇(他7名)」の名前が彫ってある。こけや劣化により名前が読み取れない。高さ84cm。
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12.秩父三十四番
供養塔
配置11
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大師堂後方の後列の左側より3番目、正面右側「明治二十年(1887年)」中央に「秩父三十四番供養塔」左側に「丁亥四月上旬」と彫ってある。上部に欠損があり「秩父」の文字は読めない。高さ84cm。
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13.秩父三十四番
供養塔
配置12
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大師堂後方の後列の左側より4番目、正面右側より「明治四十一年(1908年)」中央に「秩父三十四番供養塔」左側に「十二月十日」台石正面に「安藤常太郎(他18名)」の名前が彫ってある。高さ88cm。
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14.秩父三十四番
供養塔
配置13
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大師堂後方の後列の左側より5番目、正面中央に「秩父三十四番供養塔」その左側に「大正十年(1921年)三月建之」台石正面に「石橋豊吉(他15名)」の名前が彫ってある。高さ153cm。
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15.西国三十三番
供養塔
配置14
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大師堂後方の後列の左側より6番目、正面右側より「宝暦九己卯年(1759年)」中央に「奉供養西国三拾三處諸願成就所」左側に「十月吉日」正面下部に「細谷市右衛門(他13名)」の名前が彫ってある。高さ113cm。
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16.庚申塔
配置15
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後列左から7番目、文字碑で正面右側により「寛政十二年庚申(1800年)」中央に「青面金剛」その左側に「十月吉日」と彫ってある。高さ82cm。
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17.秩父三十四番
供養塔
配置16
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大師堂後方の後列の左側より8番目、正面中央に「秩父三十四番供養塔」その左側に「昭和九年(1934年)三月同行二十八名建之」台石正面に「先達細谷六之助(他27名)」の名前が彫ってある。高さ160cm。
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18.秩父三十四番
供養塔
配置17
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大師堂後方の後列の左側より9番目、正面中央に「秩父三十四番供養塔」その左側に「昭和二十四年(1949年)四月二日参拝」台石正面に「世話人安藤康(他20名)」の名前が彫ってある。高さ143cm。
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19.秩父三十四番
供養塔
配置18
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大師堂後方の後列の左側より10番目、正面右側より「昭和三十年(1955年)四月十八日参拝」中央に「秩父三十四番供養塔」左側に「昭和三十年十二月吉日建之」正面下部に「世話人中台巌(他18名)」の名前が彫ってある。高さ129cm。
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20.秩父三十四番
供養塔
配置19
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大師堂後方の後列の左側より11番目、正面右側より「昭和四十四年(1969年)三月二十五日参拝」中央に「秩父三十四番供養塔」左側に「昭和四十四年十月二十五日建之」正面下部に「世話人石井重三郎(他26名)」の名前が彫ってある。高さ185cm。
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21.成福院入口
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成福院の入口、本堂の北西に飯重農村共同館の建物があり、その北側崖の上に石碑が5基並んで建てられている。その左右両端は墓石のため向かって左側2基目より4基目までの3基について紹介する。
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22.十九夜塔
配置21
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左側より2基め、正面に如意輪観音像が浮き彫りされており左側に「奉造立尊像一體為二世安楽也、十九夜講」像の右側上部に「寛保三葵亥年(1743年)陽月(陰暦10月の異名)善日」その下に「願主飯重村安藤、磯貝」と彫ってある。高さ100cm。
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23.三界萬霊塔
配置22
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左側より3基め、正面に地蔵尊が浮き彫りにされている。右側面に「 三界万霊有無両縁一切合載」と彫ってある。建立年等は不明。高さ75cm。
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24.十九夜塔
配置23
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左側より4基め、正面に如意輪観音像が浮き彫りされておりその左側に「奉建立如意輪観世音安全所」像の右側に「十九夜講中拾七人、明和五年(1768年)三月十九日」と彫ってある。高さ75cm.。
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