飯重大宮神社

(住所:佐倉市佐倉市飯重941

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1.神社社殿

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 佐倉市飯重の大宮神社への道順は次の通りである。 京成臼井駅から南東方向へ1.4km進むと交差点が有り左側にコンビニ、右側に診療所、交差点の先には大型店舗がある。 そこを左に230m進むと、また交差点があり右折してホームセンター脇の坂を上り、その先の坂を下りきったところは丁字路になっており、右側に80m行くと佐倉市消防団の建物がある。 その脇に「鎮守 大宮神社」と彫られた碑がある。そこから階段、坂道を登って150mで大宮神社がある。本殿は写真の社殿に覆われており周囲から見えない。
 大宮神社は、飯重の産土神社で、天鈿女命(あめのうずめのみこと)外三社、曽我五郎霊、事代主命、稚比命を祀っている。 明治39年(1906年)の神社合祀令(一町村一社に統廃合)により、各所に点在していた五郎神社、島越神社、姫宮神社が大宮神社に統合され四社大神として合祀され村社となった。
 境内木のアカガシ、スダジイ、モミジが佐倉の保存樹木に指定されている。

2.社日塔

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 坂を上っていくと鳥居の手前左側の少し高くなったところに建っている。 塔は五角柱形をしており、側面には「天照大神」から右回りに「埴安姫命(はにやすひめのみこと)」「倉稲魂命(うかのみたまのみこと)」「少彦名命(すくなびこなのみこと)」「大己貴神(おおなむちのかみ)(おおくにぬしのみことの異称)」と五神名を刻んだ塔である。 地神塔(じしんとう)ともいう。建立年等は不明。高さ55cm。

3.富士講碑

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 坂を上っていくと鳥居の手前左側の少し高くなったところ、社日塔の隣に建っている。 正面に「富士浅間大菩薩」左側面に「文久二壬戌(1862年)九月三日」、台石正面に「世話人立崎吉左エ門(他3名)」 台石右側面に「金子忠兵衛(他7名)」台石左側面に「立崎善兵衛(他7名)」の文字が彫ってある。高さ120cm。

4.石祠 その1

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 この石祠は鳥居のすぐ手前左側の少し高いところに建っている。この石祠は何のために建立したか判然としない。 左側面に「明治十八年(1885年)十二月十五日」、台石正面に「飯重村 講中」の文字が彫られている。高さ85㎝。

5.石祠 その2

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 この石祠は鳥居のすぐ手前左側の少し高いところ、上記4の石祠の隣に建っている。 この石祠は何のために建立したか判然としない。左側面に「明治廿六年(1893年)九月」、右側面に「講中」の文字が彫られている。高さ67㎝。

6.鳥居

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 社殿入口に建っている。神額の記載は読み取りにくいが「四社大神」、右側柱に「當区立崎米吉建之」左側柱に「昭和七年(1932年)一月吉日」台石には左右に一文字ずつ「奉納」と彫ってある。高さ320cm。       

7.狛犬

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 鳥居の後ろにあり、左右セットで「奉」「納」と彫ってある。高さ222cm。

8.子安塔

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 この子安塔は神社の奥にある。子安観音が浮き彫りにされており、正面右側に「嘉永四亥(1851年)三月日」、台石正面に「女人講中」と彫ってる。高さ95cm。

9.石祠 その3

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 この石祠は神社の一番奥にある。この石祠は何のために建立したか判然としない。 左側面に「寶歴二壬申天(1752年)正月吉辰 安藤氏」、右側面に「飯重村」の文字が彫られている。高さ63㎝。

10.手洗石

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 手洗石2基が狛犬の先の右側にある。
 向かって左側手洗石の正面に「奉納」左側面に「昭和十一年(1936年)一月吉日」右側面に「願主當区細谷六郎右エ門」と彫ってある。高さ41cm。
 向かって右側手洗石の正面に「奉納」左側面に「明治三十一年(1898年)十二月當村細谷栄治郎」と彫ってある。高さ45cm。

佐倉石碑クラブ

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