万福寺の正式名称は吉見山万福寺。宗派は曹洞宗で宗徳寺（臼井）の末寺である。本尊は阿弥陀如来。創建は天正14年（1585年）である。 平成17年に万福寺は寺院全体を１００ｍほど前方に移動して新築し、万福寺吉見霊園の運営をしている。 現在の境内には古い石碑・石仏が一切なく、その多くは万福寺の後方100mの小高いところに残されている。 本堂の扁額では「萬福寺」となっているが、宗教法人の登録は「万福寺」である。
　万福寺への道順は次のとおりである。京成臼井駅から南東に1.4㎞進むと大型店舗があるので、その手前の交差点を右に行く。 650m進むと交差点臼井南中学校があるので左に行き、500m進み交差点を右に行く。 道なりに700m進むと小学校があるので、その手前を左に行く。500m進むと左に万福寺がある。

２．金剛力士像

　この金剛力士像は山門の両脇にある。高さ３ｍ。
　左の金剛力士の手前に記念碑があり「金剛力士像　二軀　奉納　金拾萬圓也　松田栄作（他37名）」の文字が彫られている。

３．常夜燈

　この常夜燈は山門と本堂の間にある。高さ4m。近年の春日灯篭であり、見栄えがよい。

４．菩薩像

　この菩薩像は山門を入って右にある。高さ1.5m。像容と持物から推測すると聖観音菩薩である。