1.光勝寺
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京成臼井駅南口より、佐倉方面に線路沿いに520m進むと、踏切と国道296が交差する地点にでる。
佐倉方面に50m国道をすすむと、三叉路がある。更に佐倉方面に40mすすみ、一つ目の曲がり角を右側に
曲り、坂道を30mすすむと、「時宗 光勝寺」の標柱(写真左)があり、左にすすむと今回紹介する
石仏群がある。
なお、坂道を50m登っていくと、光勝寺の本堂(写真右)がある。光勝寺は、
浄土宗の一派の時宗の寺院である。阿弥陀如来を本尊とし、宗祖は一遍上人である。
臼井氏一族の初期の頃の菩提寺として崇敬されてきたものを、臼井城主 臼井祐胤<うすい・すけたね>が相模国藤沢の遊行寺二世真教上人が当地を廻国した際に、真言宗から時宗に改宗したと伝えられている。
天正18年(1590)に臼井城が落城した後、道場作の地から現在地に移った。
この台地からは印旛沼が望め、臼井八景の一つ、「光勝晩鐘」に数えられ、景勝地として知られている。本堂は近年再建されたものである。
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2.七体の地蔵
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「時宗 光勝寺」標柱の奥に、地蔵がある。左端の地蔵は後から設置されたものであり、
計七体の地蔵となっている。建立日は不詳、高さは60~70cm。
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3.七体の地蔵の
後ろの石仏群
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七体の地蔵の後ろに石仏群がある。
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4、庚申塔
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石仏群の手前(左)に庚申塔がある。正面に青面金剛像、右側面に「享保元丙申(1716)年十月吉日
施主 臼井本甼庚申講中百四十四人」、左側面に「奉造立庚申尊躰催講中一座 二世安楽之尊諾者 敬白」
と彫られている。高さ140㎝。
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5.念佛塔
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次に念佛塔がある。正面中央に「南無阿弥陀佛」、正面右側に「天下和順 臼井三ケ村」正面左側に「日月清明 念佛講中」、
左側面に一部判読できないものもあるが、平成4年佐倉市石造文化財調査によると、
「百回忌供養塔建立 文化三歳(1806年)丙寅二月吉日」と彫られている。高さ96cm。
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6、念佛塔
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次に念佛塔がある。正面中央に聖観音像、正面左側に「文化十一戌(1814年)十月吉日」
正面下部に「たつ(他3名)」と彫られている。高さ85cm。
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7.馬頭観世音
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次に馬頭観音がある。正面に「馬頭観世音」、右側面に「臼井田町 馬持中」、左側面に
「安政四巳(1857)年正月日」の文字が刻まれている。高さ84㎝。
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8.念佛塔
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次に念佛塔がある。正面に地蔵菩薩像が設置されているが一部剥落している。一部判読できない文字もあるが、
平成4年佐倉市石造文化財調査によると、蓮台の正面に「臼井村男念佛講中 導師光勝寺 同女念佛講中
五十八名」、台石正面に「岳覚阿 和尚」の文字が彫られている。建立年月日不明。高さ115㎝。
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9.馬頭観音
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次の五輪塔(お墓)は石碑としては対象外としてスキップする。
隣の廻國塔との隙間に馬頭観音が見える。正面に馬頭観音像が彫られている。
右側面に「臼井村 馬講中」、左側面に「嘉永二酉(1849年)三月吉日」と彫られている。
高さ58㎝。
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10.巡拝塔
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次に巡拝塔がある
巡拝塔正面中央に聖観音像が彫られている。台座正面左側に「秩父 臼井村 正観世音菩薩 札所 講中」、
台石右側面に「三月吉日」、台座左側面に「文化十四丁丑(1817)年」と彫られている。高さ88cm。
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11.廻國塔
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次は廻國塔。一部剥落しているが、平成4年佐倉市石造文化財調査によると、正面に「奉納大乗妙典」、
左側面に「下総國印旛郡臼井村 田原甚右エ門」と彫られている。建立年月日不明。高さ68㎝。
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12.巡拝塔
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上の廻國塔の向かいに巡拝塔がある。正面中央に「善光寺 日光 参拝記念」、正面左側に
「昭和七年十月廿五日建立」、台石正面に「飯田さき(他13名)」。高さ147cm。
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