江戸時代に成田参詣で賑わったこの佐倉道の名物のひとつに、加賀清水があった。
もとは井野清水とよばれていたようだが、第八代佐倉藩主大久保加賀守忠朝(1678~1686)が、
江戸参府の折に必ず立ち寄ってこの清水を賞味したことから、加賀清水、または井野清水と
呼ばれるようになったと伝えられる。 その後、成田街道脇の林屋という茶屋がこの清水を客に振る舞い繁盛した。
ここは林屋の敷地のはずれにあたり、この加賀清水湧き出し口のすぐ近くにあるのがこの2基の巳待塔である。
京成志津駅北口から296号線に沿って西(勝田台方向)に徒歩約6分のところにある「成田街道道標と常夜灯」の
先の角を北に約1分入ったところ。
|