宮ノ台5丁目庚申塚

(住所:佐倉市宮ノ台5丁目23番地)

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1.庚申塚  

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 井野会館からバス通りを志津に向かって進み、子の神神社を過ぎて一つ目の三叉路を過ぎると右手にこんもりとした 木々に蔽われた塚が見える。この塚の上に5基の庚申塔が祀られている。  この庚申塚から畑一枚向うに元文5年建立の庚申塔が建っている。

2.庚申塔
  その1

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 庚申塚の階段を上がるとすぐの位置に建っている。正面上部に月輪・日輪が彫られ、その下に「庚申塔」の文字、 台石正面には三猿(みざる・きかざる・いわざる)が彫られている。左側面には「万延元庚申(1860年)十一月吉日 井野村講中」 と、台石の左側面には「奥津善右エ門 他6名の名  世話人 奥津善兵エ伜 他4名の名」が刻まれている。台石の右側面には「藤代久左エ門 他18名の名」が刻まれている。高さ135cm。

3.庚申塔
  その2   

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 塚の前列左に建っている。笠付で、正面上部に月輪・日輪が、その下に一面六臂の青面金剛が彫られ、 その左でにショケラ(半裸の女人)の髪を掴んで下げている。青面金剛の足元には邪鬼が踏みつけられ、 その下に三猿が彫られている。左側面に 「寛政四子年(1792年)十一月吉日」と、右側面には「若者講中」と文字が刻まれている。高さ171cm。

4.庚申塔
  その3

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 塚の後ろの方に建っている3基である。
 (1)左端の庚申塔
 正面上部に月輪・日輪が彫られ、その下に「庚申塔」と、右側面に「文政十三寅(1830年)十一月吉日」と文字が刻まれている。高さは73cm。
 (2)中央の庚申塔
 正面に「庚申塔」、左側面に「天保八年酉(1837年)十一月吉日」、右側面には「當村 石川八郎左エ門 他2名の名」が刻まれており、高さ71cmである。
 (3)右端の庚申塔
 正面上部に月輪・日輪が彫られ、その下に「庚申塔」の文字が刻まれ、右側面に「文政九丙戌(1826年)十一月」と文字が刻まれている。高さは72cm。

5.近隣地図

  

佐倉石碑クラブ

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