1.子の神神社
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鳥居には「子大神」と書かれている。社殿の中に小さな本殿が収容されており、「子権現」と彫られた石祠(天明8年=1788年)と、「稲荷大明神」と彫られた石祠(安政2年=1855年)がそれぞれ別の部屋に安置されている。「ゴンゲン様」と呼ばれ五穀豊穣の神様であるが「イナリ様」とも呼ばれている。おこもりは、毎年4月のネの日に女性たちが集まってやるそうだ。
場所は、ユーカリが丘線の「中学校駅」から宮の杜公園を廻りこむようにして道祖神社の所を右に折れ、坂を上って井野会館の所に出たらそのまままっすぐ志津方面へ向かうと、林のトンネルが切れる手前の右手に見つかる。
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2.手水石
その1
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本殿に向かって左側にある。正面に「奉納」、左側面に「昭和十一年四月吉日」右側面に「願主 森谷」の文字が読み取れる。高さ15cm。
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3.手水石
その2
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本殿に向かって右側にある。正面に「奉納」、右側面に「安政四(1857年) 巳三月 村 太助 」の文字が読み取れる。土中にかなり埋まっており裏面は丈夫な石が接していて文字があるのか不明。高さは土の上に出ている部分で10cm。
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4.狛犬
その1
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狛犬と思われる石造物が境内には3つある。上の写真は、本殿に向かって右のもので、顔の一部が欠けている。
正面の台石には「奉」という文字が、台石の左側面には「金一朱 山嵜太良左エ門 他9名の名」、右側面には「金二朱 奥津喜兵エ 他11名の名」が、台石の裏面には
「文久二戌年(1862年) 閏八月吉日 佐倉田町石工與市」と文字が刻まれている。高さ約64cm。
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5.狛犬
その2
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上記4の狛犬の本殿よりにある。頭部が欠けており、文字は認められなかった。高さ約44cm。
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6.狛犬
その3
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上記2の手洗石の本殿寄りにある。親犬が子犬を見守り、子犬は親犬を見上げているような微笑ましい狛犬の姿である。地元の人の話だと、「ねの神様」だが「こ(子)の神様」でもあるという。井野の古刹である千手院に多くの子安塔があるように、この地は子供を昔から大事に育ててきた地域である。
台石正面に「納」、台石裏面に「文久二戌年(1862年) 閏八月吉日」と文字が刻まれている。高さ約50cm。
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7.常夜燈
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本殿に向かって右側にある。正面に「常夜燈」、左側面に「嘉永七寅(1854年)二月日」、
右側面に「喜兵エ 他3名の名」刻まれている。高さは約60cm。
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8.子権現
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本殿の左3分の2くらいは格子戸になっていて閉じられているが、この中に小さな木製の祠がありこの中に、
この石祠が安置されている。正面に「子権現」の文字が刻まれている。高さ約30cm。
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9.稲荷明神
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本殿の右3分の1が戸板になって閉じられているが、ここにお稲荷様が祀られている。正面に「稲荷大明神」、
左側面に「安政二乙卯(1855年)二月」と文字が刻まれている。高さ39cm。
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10.近隣地図
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