先崎の東端に、整備された「みどり台霊園」がある。ここは昔から墳墓の地で、古い墓石や石造物などが一ヶ所に四角方形に集盛保存されている。入口を入った前庭に庚申塔と六地蔵がある。

２．庚申塔

(1)向かって右側
高さ123㎝。 正面右に「元禄四辛未年(1691年）」、正面左に「十一月九日」、台石正面下に「施主茂左エ門・・・他12名」と刻まれている。
(2)向かって左側
高さ84㎝。 平成４年佐倉市石造文化財調査によると右側面に「先崎村〇〇」、左側面に「享保十五年庚戌（1730年）十月吉日」と刻まれている。

３．六地蔵

(1)向かって右から1番目
高さ62㎝。 正面右に「寳陵地蔵菩薩」、正面左に「享保五庚子年(1720年）十月念四日」と刻まれている。
(2)向かって右から2番目
高さ61㎝。 正面右に「雞兜地蔵菩薩」、正面左に「享保五庚子年(1720年）十月念四日」、正面下に「先崎村」と刻まれている。
(3)向かって右から3番目
高さ63㎝。 正面右に「地持地蔵菩薩」、正面左に「十九夜講村中女人十七人」と刻まれている。
(4)向かって右から4番目
高さ63㎝。 正面右に「法性地蔵菩薩」、正面左に「持齋女人十一人」と刻まれている。
(5)向かって右から5番目
高さ62㎝。 正面右に「寳印地蔵菩薩」、正面左に「持齋女人十一人」、正面下部に「先崎村」と刻まれている。
(6)向かって右から6番目
右から五体は舟形浮彫型であるが、左端の一体は丸彫立体型で後から追加されたものと推測される。 高さ41㎝。