先崎不動尊の方から坂を上がり、鷲神社を左に見て畑の間の道を抜けると道祖神のある十字路に出る。その角を左折し200m弱歩くと道路の左の小高くなった畑の隅の方にこの石碑が建っている。
正面向かって右から「正覺寺 境内是ゟ(より)東西 堀外貮間通 御珠印堺也}と、右側面に「郷 又右エ門母」、左側面に「九月吉日」と文字が刻まれている。正覺寺とは、鷲神社の別当院(または寺)で明治元年の神仏分離令により廃寺となった寺である。年号は剥落のため不明。平成4年の佐倉市石造文化財調査票には、道祖神だろうとされている。先崎のはずれの方にあるので、外から災厄がこないようにとの願いが込められているのかも知れない。高さ52cm。