勝寿寺

(住所:佐倉市弥勒町95-1)

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1.勝寿寺

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 勝寿寺の正式名称は弥勒山勝寿寺。宗派は曹洞宗。本尊は弥勒菩薩。勝寿寺がある町名弥勒町は、勝寿寺本尊の弥勒菩薩が起源である。 創建年代は不詳であるが江戸時代は弥勒町八幡社の別当(べっとう)を勤めていた。
 勝寿寺への道順は次のとおりである。京成佐倉駅南のパチンコ店先の交差点を東に590m進むと左に佐倉高校がある。 その先のT字路を右に360m進むと検察庁がある。その先を右に進むと勝寿寺の裏口がある。

2.無縁塔

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 無縁塔とは、供養してくれる親戚縁者がいなくなったお墓の埋骨を集めて供養する目的で建立したものである。 この無縁塔は山門を入って本堂寄りの左にある。像容は大日如来である。台石正面に「無縁塔」、左側面に「安政四(1857年)丁巳天・・・」、右側面に「天所・・・」、裏面に「尺隼・・・造立大日如来・・・」の文字が彫られている。また、無縁塔の手前に香炉と花立がある。

3.石仏3基

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 山門を入って本堂寄りの右に石仏が3基ある。次項以降に石仏3基の紹介をする。

4.十九夜塔

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 石仏3基のうち左側にある。十九夜塔は旧暦十九日の夜に集まる十九夜講中によって造立された塔である。主に女性の講である。 正面中央に如意輪観音が刻まれている。正面右に「奉造立観音像十九夜講○○ 正徳三巳年(1713年)三月吉日」、左に「弥勒町○○」の文字が彫られている。高さ90㎝。

5.十九夜塔

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 石仏3基のうち中央にある。欠損箇所が多く、文字もわからない。しかし、石仏に彫られている像容の右手は頬に当てて思惟相(しゆいそう)をしており、左手は蓮の蕾を持っているように見える。 ことから像容は如意輪観音であり、この石仏は十九夜塔と推定できる。高さ60㎝。

6.庚申塔

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 石仏3基のうち右側にある。この庚申塔の正面上部に日輪、月輪、瑞雲、中央に青面金剛、その下に邪鬼と三猿が刻まれている。正面右に「寛保二(1742年)○○」の文字が彫られている。高さ90㎝。

佐倉石碑クラブ

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