出世稲荷神社

(住所:佐倉市鏑木町1149-1付近)

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1.出世稲荷神社

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 この神社の祭神は項番2.石柱に記述しているように笠間稲荷神社から分霊された宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)である。
 出世稲荷神社への道順は次のとおりである。京成佐倉駅南のパチンコ店横を南に590m進むとT字路に当たる。 そこを右に進むと市立図書館の先にT字路がある。そのT字路を右に240m進むと左前方に出世稲荷神社がある。 この神社は鹿島山勝全寺に隣接している。

2.石柱

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 この石柱は鳥居の左手前にある。
 正面上部に「笠間神社御分霊」、正面中央に「出世稲荷」、正面下部に「平成二年初午奉納 大野武蔵(他6名)」の文字が彫られている。 初午とは2月の最初の午の日のことである。旧暦で1年のうち1月の午の日も初午に違いないが、通常は稲荷社の祭の日である2月の初午のことを言う。

3.鳥居

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 鳥居の左の柱に「奉納 平成十四年初午 根元進(他2名)」、右の柱に「奉納 平成十四年初午 川名部すゑ(他2名)」の文字が彫られている。

4.狐像

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 鳥居の先に一対の狐像がある。この狐像は石材から彫られたものか判然としない。狐は稲荷神社の神使である。狐が狛犬となって神社を守っていると考えられる。
 左の狐像は宝玉を持っている。台石には「奉納」の文字が彫られている。右の狐像には子狐がいる。高さは双方とも台石の上から70㎝である。

5.拝殿

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 狐像の右奥に拝殿がある。これが拝殿かと思うようが近代的建物である。

6.本殿(石祠)

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 拝殿の窓を覗くと拝殿の裏に石祠が見える。この石祠が稲荷神社の本殿である。本殿の石祠には文字等が彫られていない。高さは台石の上から140㎝である。

7.手洗石

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 拝殿の左に手洗石がある。正面に「奉納」、左側面に「文政十一戊子(1828年)十二月吉日 鹿嶋山勝全寺 活宗代」、右側面に「施主仲町 平井喜衛門」の文字が刻まれている。高さ45㎝。 この手洗石は隣接する鹿嶋山勝全寺にあったことがわかる。

佐倉石碑クラブ

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