京成線ユーカリが丘駅北口のロータリー前の国道296号をみずほ銀行前の交差点から京成線沿いに東に進み 約600ｍで右へ坂道を下ると京成線の下をくぐる手前に急な階段があり鳥居が見える。

２．浅間神社

　　階段を上った奥に浅間神社の小さな祠がある。 浅間神社は富士山に対する信仰（富士信仰/浅間信仰）の神社である。 祭神は木花之佐久夜毘売（コノハナノサクヤヒメ）となっている。
　祠周辺の地面は水平ではなく斜めになっている。そのため祠が写真のとおり傾いている。

３．小御嶽石尊碑

　　正面右側より、「大天狗」「小御嶽石尊大権現」「小天狗」「慶応三丁卯（1867年）九月」その下部に右から「先達　岩井文右エ門他2名　川村甚五兵エ他22名の名」が彫ってある。
　小御嶽石尊大権現は富士山の守護神、富士山信仰として祀られている。高さ144cm。

４．手水石

　　正面に「奉納」と刻ってある。高さ32ｃｍ。

５．富士講碑－1

　　上記２の祠の中に納められてあり地震によるものか台石からずれている。外部より文字の確認が出来ないが平成4年佐倉市石碑石仏調査票16-342によると正面に「仙元大菩薩」 台石に「先達文右エ門他24名」右側面「食行身緑國同行岩井甚右エ門」左側面に「明治五年壬申（1872年）四月吉日」と彫ってある。高さ131ｃｍ。

６．富士講碑群

　　祠に向かって右側に6個の浅間神社石碑が立っている。これらの石碑は築かれた祠の台座の上に置かれている。以下左側より順に紹介する。

７．富士講碑－２

　左から1番目。 正面に「浅間大神」、左側面に「明治三十八年（1905年）戦役大願熟成」、右側面に「當区花島長左エ門」と刻ってである。高さ１９ｃｍ。

８．富士講碑－３

　　左から２番目。 正面に「浅間神社」、左側面に「岩井氏」と彫ってある。高さ１７ｃｍ。

９．富士講碑－４

　左から３番目。 正面に「道了大権現」、左側面に「中村勘左エ門他1名」と彫ってある。高さ20ｃｍ。　道了大権現は、南足柄郡にある曹洞宗の大雄山最乗寺の守護神である。

１０．富士講碑－５

　　左から４番目。 正面に「浅間大神」、右側面に「願主三橋〇〇」と彫ってある。〇〇は剥離して読み取れない。 平成４年佐倉市石碑石仏調査票16-342によると「三橋もと」と記されてある。高さ35ｃｍ。

１１．富士講碑－６

　　左から５番目。 正面に「浅間神社」、右側面に「上座区中村薪治」と彫ってある。高さ30ｃｍ。

１２．富士講碑－７

　　左から６番目。 正面に「浅間大菩薩」、左側面に「天保十五辰(1844年）六月」と彫ってある。高さ23ｃｍ。

１３．鳥居建立記念碑

　　上記２の祠の右手奥に鳥居建立記念碑が建っている。正面に「記念浅間大神鳥居建立寄附芳名」、 裏面に「講社七十名　昭和二十九年(1954年）九月吉日　鳥居建立　昭和三十一年（1956年）七月吉日　芳名碑建立」と 彫ってある。高さ199ｃｍ。