小竹弁財天

(住所:倉市小竹337-3付近の水田の中)

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1.弁財天(水神)
  全景

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 この弁財天(水神)は山万ユーカリが丘線女子大駅より、小竹小学校と和洋女子大学の間の道を行き、 突き当りを左に道なりに600m程進んだところにある三叉路を右に入り、 そこから左側三本目の畦道を約70m進んだ右手水田の中の浮島にある。浮島の直径は10mほど。5月頃では水田に水が入っているため、浮島に近づくのが大変である。 

2.弁財天(水神)
  正面より

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   正面の字は判読不能。左側面に「明和元申(1764年)九月吉日」と刻まれている。かさ付型の石碑で高さ47cm。 

3.弁財天(水神)
  左側面より

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 向かって右側より撮影。
 水神は農耕社会における水田耕作民にとっての守護神であり豊穣をもたらす神。水は火と共に人間生活に欠かせないものであり、農耕とも関係が深いので古くから信仰対象とされた。また水は植物を繁茂させるので、人にも多産をもたらすとして子授けや安産の守り神ともされている。
 ただ、この地(小竹村)は、印旛沼からの逆流をもろに受ける地形にあり、水害被害から逃れ、五穀豊穣祈願のため、ひたすら水神さまに加護を求めたものと思われ、こちらの意味合いの方が強かったものと思われる。

佐倉石碑クラブ

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