高さは約60cm位。路馬とは、道で車を引かせたり荷物を負わせた馬のことで、常盤は推測するにこの馬(多分雌馬)の名前だろう。働き者の馬で、大変可愛がられていたのだろう。壙は、墓穴である。ここに常盤という働き者の愛馬が葬られたことを記念して建てたものであろう。石碑の左側面に「安政二年乙卯(1855年)七月十一日」と刻まれている。当時、馬は「佐倉牧」で野馬(のま)として放牧されていたものが捕まえられ,幕府や藩の軍馬として売られた他、農民にも払下げられたが、雌馬の方がおとなしく扱いやすいとして農民には人気があったという。
|