山崎道祖神社前

(住所:佐倉市山崎376-2付近 )

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1.山崎道祖神社  

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 この道祖神社がいつからあるかは不明である。田町片町から山ノ崎に入り、岩名と飯田に向かう峠の部分に立っており、賽ノ神として悪疫・災いなどが村の外から入らないようにまた通行をする人がつつがなく旅を続けられるようにとの願いを込めて建てられたのであろう。  場所は、京成佐倉駅北口より、岩名運動公園に向かってバス通りをしばらく歩き、左手に口福飯店があったらその手前を左に入りその先の細い登り道を行くと視界が開けた先の大きな榎のある所である。

2.道祖神社そばの
大きな榎の下に
佇む石仏群

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 左より、地蔵尊、廻國塔、六地蔵、庚申塔、その右は不明 

(1)地蔵尊   

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 地元の人々に地蔵尊として信仰されているという。銘文はなく何時誰が建てたのか不明である。高さ1m余。  

(2)廻國塔

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 正面真ん中に「大乗妙典日本囘國六十六部供養佛」その右には「天下和順 山崎村」、左には「日月清明 願主浄心」と記され、右側面には「宝暦十庚辰(1760年)十一月七日」、左側面に「宝林院岸誉円阿○玄居士、珠林院光一房清寿信女」と記されている。願主浄心の両親?の供養のため、世の中が平和で穏やかであるように、太陽や月が清らかで明るく輝くように、自分も心の中に燃えるものを持って毎朝確実に歩み続けていきたいと心に念じつつ、日本全国66か国に法華経の経文を納めて歩いたものと思われる。高さ1m20cm位  

(3)六地蔵

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 石幢(せきどう)型の六地蔵である。「上報四恩下資三有」「享保十八癸丑年(1733年)七月廿四日 願主 了圓」の字が彫られている。高さ約1m20cm。  

(4)庚申塔

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 この庚申塔には、正面に一面六臂の青面金剛が邪鬼を踏み付け、その下に見ざる聞かざる言わざるの三猿が彫られている。右側面に「干時享保元丙申歳(1716年)初四月 奉造立庚申之尊像」と彫られている。左側面には「須以此功徳普及〇 我等輿衆生所供〇佛道」その下に竹内〇〇他6名の名が刻まれている。高さ約1m10cm。

佐倉石碑クラブ

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