岩名麻賀多神社

(住所:佐倉市岩名250 )

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1.岩名麻賀多神社
 

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 旧岩名村の鎮守様(産土神)。道路を挟んだ所にある八幡神社は 旧山崎村の鎮守様(産土神)である。麻賀多神社は、旧岩名村の 南境に位置する。祭神は、稚産霊命(わかむすびのみこと)。創建は不詳である。同神社の棟札に天和三年(1683年)に造立されたという墨書があるが、創祀ははるか以前と思われている。
 同神社は、宮前中央公園内にあり、公園内の岩名天神前遺跡は、弥生時代の再葬慕の遺跡として有名で、古代より人々の営みがあった地である。

2.境内にある石碑群

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 鳥居をくぐって社殿の前を右に行くと、木々の間に木製の屋根の付いた簡素な小屋があり、その下にこの4基の石祠がある。
 左から、文政6年(1823年)建立の疱瘡神、文政2年(1819年)建立の疱瘡神、年号不詳の弁才天・大六天・山神、年号不詳の道祖神。

3.文政6年の疱瘡神   

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 正面に「疱瘡神」、その右の石枠に「文政六〇正月」と、右側面に 「願主 清宮氏」と文字が刻まれている。高さ約65cm。  

4.文政2年の疱瘡神

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 正面に「疱瘡神」、右側面に「文政二卯十二月吉日」、左側面に 「願主 善兵衛」と文字が刻まれている。高さ40cm。

5.年代不詳の弁才天
  ・第六天・山神

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 正面中央に「第六天」、正面右には「弁才天」、正面左に「大山祇命」、右側面に「〇政四巳年 九月十五日」、左側面に「願主〇〇」と彫られている。高さ30cm。

6.文化7年
 (1810年)の手洗石

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 2の石造物群の所に近い木々の間にある。 正面右から左に「〇納」、右側面に「文化七庚午六月吉日」、左側面に「服部五良兵衛」と彫られている。高さ18cm、長さ56cm。

佐倉石碑クラブ

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